エイチ・アイ・エス発行の季刊誌Vamos!にも特集された地ブラジルの中西部のマットグロッソドスル州のボニートに行ってきました。
ボニートにアクセスする手段として、空港が2か所あり、カンポグランジ空港(CGR)から車で約4時間ほど移動する方法と、ボニート市内から車で約20分ほど離れているボニート空港(BYO)があります。
ボニート空港は、国内線専門の空港で、週に3回ほど飛行機が着陸します。天候が悪い場合は自動的にカンポグランジ空港に着陸となります。
現地でできるアクティビティはたくさんあります。その中でも一番人気なのは、シュノーケリングです。観光のすべてがエコツーリズムとなっており、今回は主なアクティビティーと最近オープンしたアクティビティーを体験してきました。
一番目は、透明度が最も高いと有名な「天然水族館(Aquário Natural)」です。
着替えをして、ちょっとしたトレッキングを行ったあとに出発場所に到着します。シュノーケリングは800mほどであまり長くない距離ですが、他の川と比べて穏やかな流れとなっていてゆっくり魚たちと共に泳ぐことができます。
シュノーケリング後は川の河口部分にあるジップラインからの飛び込みが楽しめます。
他にも動物保護の施設があり、ワニ、バク、アリクイ、カテテ(Catete:イノシシのような野生のブタ)、インコ、サル、カメなどのたくさんの動物が保護され、回復すると自然に戻されます。
次に、「ウォーターパークEco Park Porto da Ilha」にてフォルモッソ川のラフティングを体験してきました。
こちらのパークでは、カヤックやパドルサーフィン、ボイアクロス(大きな浮き輪状のボート(チューブ)で川下り)のほか天然プールがあります。1つのアクティビティには半日かかります。施設にはレストランもありますので、デイユーズとしてご利用いただいても良いかもしれません。
ラフティングは受け付けからバスで約5km走ったところで始まります。どんな時にどのような体勢を取るかレクチャーを受けた後ボートに乗り込みます。
のどかな川をゆっくりと流れていき、3つの小さな滝を下ります。水量やボートの種類によってぬれ具合は変わりますが、とても爽やかなツアーとなっております。
翌日には、町のポストカードになっている「青の洞窟(Gruta do Lago Azul)」を観光しました。
青の洞窟の青色は、洞窟の位置とそこに差し込む光が水の底に積もる石灰岩に反射してできる色とされています。 水は透明で水面が静止しているため泉の底がくっきり見え、鏡を見ているようで泉の境がわからないとても神秘的な空間です。
最後に、「ミモザ農園(Estância Mimosa)」に行ってまいりました。
ここは、トレッキングと滝の水浴びを満喫したいという人にはたまらない観光スポットの一つです。
農園には10本の滝があり、そのうち9本は水浴びができるようになっています。滝から滝へのトレッキングはとても緩やかで、ガイドの案内で、農園内に散らばるたくさんの植物や野生動物を観察しながら進みます。
大自然の中でいただけるランチビュッフェも付けられます。
今回の視察では、新しくオープンした2つのツアーも体験することができました。
1つ目は最近観光用にオープンした「ミモゾ洞窟(Gruta do Mimoso)」のツアーです。
こちらは上記に紹介した青の洞窟とシュノーケルを一つにしたようなツアーです。青の洞窟では水に入ることは禁止されていますが、この洞窟では懐中電灯を使ったシュノーケル体験ができます。
ダイビングライセンスをお持ちの方は洞窟ダイビング地底探検ができます。
次に参加しましたツアーは「スクリー川ツアー(Barra do Sucuri)」です。
こちらは、スクリー川とフォルモッソ川が交わる河口の部分から川上に向けて電動ボートであがり、川上にあるデッキからシュノーケルしながら河口へと戻るツアーとなっています。
2つのアングルから川を観光できる充実したツアーでした。
4月〜9月のシーズンは少し寒いときもありますが、日が出れば問題なく水のアクティビティも楽しめます。視察に行ったときは天気に恵まれ水は冷たくなかったです。乾季のため雨で川が濁ることなく、澄んだ水の中でシュノーケリングができるのでとてもおすすめです。
各地の観光地をいろんな角度から見て体験することに興味を持っています。
新しいディスティネーション作りに心がけて旅行をしていきたいと思います。